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今を語る、明日を生きる

新型コロナウイルスの動向と対応の姿勢

 今回の新型コロナウイルスに関して日本経済新聞五月八日朝刊一面で、アメリカ、イタリア、韓国、日本の累計死亡者数が提示された。

       累計死亡者数    10万人あたりICU病床数
米  国   7万3095人   34・7%
イタリア   2万9315人   12・5%
ド イ ツ     6996人   29・2%
韓  国      255人   10・6%
日  本      543人    4・3%
五カ国計  11万0204人

 この数値の広がりと地球全体の状況をみると恐ろしい事実がみえるのです。

 ドイツでは、コロナウイルス自体の致死率は低いが政府としては死者百万人の最悪のシナリオを描いた。日本は1日の検査数が最大で9千件であると日本経済新聞の記事は伝えるが、対応が遅いのは都道府県に権限を与えながら国と自治体で責任を押し付け合う状況が続いているためと率直に述べているのです。
 韓国は強力な司令塔をおき大量検査と専門医療の両輪で危機を回避した。日本は現在直面している問題を乗り越える状況にあるのです。そのうえで大切なことは回避ではなく問題解決を第一義とすべきなのです。 逃げない、避けない、背を向けない、まさに、うまず、弛まず、くじけず、取り組むことを日々の姿勢とすることが重要なのです。

 日々伝えられるテレビの国会中継の様子からは野党の立場を究明することが委員会の姿勢であるかのように見えるのです。自己の立場を印象に残すための努力は理解するが、問題を解決するのが委員会の使命ならばもっと解決するべき問題を具体化する姿勢が生まれるのではないかと感じるのです。これはだめだの発言だけではなく、こうすれば解決できるという対策の具体案を出し、それらを落ち着いて提示すれば論議は解決案にまで一歩踏み込んだものになるのです。そちらのほうが委員会そのものが建設的になるのではないでしょうか。

 現在、新型コロナウイルスの動向は思いがけない数値と現象を生み出しているのです。中国の1ヶ月遅れの報告により、世界中が早期に情報を得られず今もなお困難な局面に立たされているのです。コロナ禍に強く引き込まれたアメリカ、イタリア、ドイツはまさにその結果と云えて、それは大変恐ろしいことです。

矢野 弾 2020年5月25日

 
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